はかナビ~葬儀とお墓と仏壇の読み物~

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3分でわかる!仏壇の種類と選び方について解説

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世の中にはいろいろな仏壇があります。
大きく分けると、棚などの上に置けるコンパクトな上置きタイプと、畳や床に安置する台付きタイプがあります。
材質や色合いもいろいろで、重厚なものからシンプル、モダンなデザインまで部屋に合わせて選べます。

仏壇を選ぶ際のポイント

  • 扉を開いた状態も考慮して、置き場所の幅、高さ、奥行きを正確に測っておく
  • 置き場所のインテリアや予算に合わせて、サイズとスタイルを決める
  • 仏壇・仏具店の担当者におおよその予算を伝えておく

家族が亡くなったことをきっかけに仏壇を購入する場合、四十九日忌を目安に準備を整えるようにします。

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店に下見に行く前に、あらかじめ自宅での置き場所を決めて、幅、奥行き、高さを採寸しておきます。
仏壇の扉は、両側に大きく開く観音開きのため、扉を開いた状態が横幅となります。
また、上置き型の仏壇の場合は、置き台となる家具の寸法も測っておきます。
さらに、玄関から安置する部屋までにある扉の横幅も、仏壇を搬入できるか確認するために測っておきましょう。

お店では、宗派、デザイン、材質、予算、他の家具との調和も考慮して決めます。
位牌や仏具、ご本尊の用意も一緒にするとよいでしょう。

仏壇選びのチェックポイント

仏壇の価格は、使われる材質と施される加工によって決まります。
ただ、一般の人では違いはわかりにくいため、仏壇店で納得がいくまで説明をしてもらいましょう。
また、次のような点をチェックしましょう。

  • 耐久性のある材質か
  • 扉の開閉はスムーズか
  • 日常的奈掃除はしやすいか
  • 分解掃除、修理などのメンテナンスはできるか
  • 購入後のアフターケアは充実しているか

仏壇の分類

仏壇は大きく、スタイルとサイズにより分類ができます。

スタイルによる仏壇の分類

金仏壇

外側は漆塗り、内側は金箔で仕上げたもの

唐木仏壇

木目を活かして仕上げたもの

家具調仏壇

洋室に置いても違和感のないシンプルなデザインのもの

サイズによる仏壇の分類

床置き型(台つき型、重ね型)

高さ120~180cmほど。本尊や位牌をまつる部分の下に収納スペースがある。

地袋型

高さ100~120cmほど。床の間の横などにある戸棚の上に収まるサイズ。

上置き型

高さ30~90cmほど。棚や家具などの上に無理なく置けるサイズ。仏壇を置くスペースが限られている場合に。

スタイルによる仏壇の分類

伝統的なスタイルの仏壇

伝統的なスタイルの仏壇には、漆塗りで内側が金色の塗り仏壇(金仏壇)と、木目を生かした唐木仏壇の2種類があります。

宗派による決まりはありませんが。浄土真宗では塗り仏壇が主流です。

塗り仏壇と唐木仏壇の比較

- 塗り仏壇(金仏壇) 唐木仏壇
特徴 漆塗りに金箔を施して華やかに仕上げ
浄土真宗系の人が多く使う
漆や金箔が使用され細工も繊細なため丁寧な手入れが必要
重くて耐久性のある木材を使い木目を美しく格調高く仕上げ
材料である黒檀や紫檀が昔から唐木と呼ばれていたことから、唐木仏壇という名称が来ている
木材 杉、松、檜など 黒檀、紫檀、鉄刀木(たがやさん)など
製法 表面は漆塗り、内側には金箔や金粉、金色の金具を施す 銘木材の木目の美しさをそのまま生かす
歴史 唐木仏壇より歴史が古く多くの地域に広がったため作られる地域ごとに様々な形式がある 明治時代に入って作られるようになった
価格の違い 漆塗りの回数、金箔の純度や厚み、加工の違いなどから仏壇の大きさが同じでも価格に大きな違いがある 価格は、材料の木材や彫刻の精巧さなどによって異なる。また、同じ種類の木材を使っていても木材の産地、材質などによっても異なる
よく使われる地域 北海道、関西、北陸、中国、九州 東北、関東、四国

※あくまでおおまかな傾向。中部地方は地域により異なる。

唐木仏壇に使われる代表的な木材

黒檀(こくたん)

東南アジアが主な原産地。
カキノキ科で、材質は堅く、水に沈むほど緻密で、耐久性がある。
木のダイヤモンドと呼ばれるほど高価。

紫檀(したん)

南アジアが主な原産地。
マメ科に属し、心材は美しい暗紫紅色で、材質は堅くて緻密。
黒檀と同様に高価で優れた木材。

鉄刀木(たがやさん)

マメ科に属し、東南アジアで産出する。
材質は堅く、耐久性があり、日本では黒檀、紫檀とともに3大唐木と言われる銘木。
独特の縞模様が美しい。

欅(けやき)

ニレ科。
材質は堅く、木目が美しい。
古くから神社や寺院の建築に使われてきた。
日本の気候風土に合っている。

唐木仏壇の練りと張り

唐木仏壇の場合、仏壇のすべてを高価な木材で造らず、芯には異なる木材を使い、周りに薄く切った黒檀などをはりつけることがほとんどです。
その加工は、貼り付ける板の厚みで分けられます。
ある程度厚みのある板を張り付けるのは練り、厚めの紙ほどのつき板と呼ばれる板を張る加工は張りと呼ばれます。

また、最近では、黒檀などの木目のプリント合板や、木目を転写した雑木が使われる場合もあります。
一見しただけではわからないことがほとんどなので、確認が必要です。

宗派による仏壇の違い

仏壇自体には、宗派による区別は基本的にはありません。
しかし、浄土真宗では仏壇をお仏壇とは呼ばずに、お内仏と呼び、荘厳な浄土の世界をかたどったものととらえるため、塗り仏壇(金仏壇)が主に用いられています。
その他の宗派では、地域や親族のしきたりに従うことが多いようです。

日本では古くは、仏様は床の間に祀られていました。
それを浄土真宗の蓮如上人が、厨子形の仏壇を安置して、仏様をその中に祀るように説きました。
これが塗り仏壇の始まりと言われています。
その習慣は、江戸時代まで続きます。
明治時代になると、他の宗派でも仏壇を安置するようになり、宗派の持ち味を出すために塗り仏壇ではない仏壇をということで唐木仏壇が作られるようになりました。
そのため今でも浄土真宗では塗り仏壇を用いる人が多いです。

また、塗り仏壇(金仏壇)は、お洗濯と呼ばれる修理を行うことで新品同様になるため、代々にわたって長く使える点も好まれています。

仏壇を新しくするときは僧侶に相談する

多くの宗派では、仏壇の最上段(須弥座)の中央には本尊を、その両側には脇侍(脇仏)を祀ります。
本尊とは信仰の対象になる仏、脇侍は各宗派に深く関わる仏・菩薩の尊号や高僧です。
これらの仏具は各宗派の教義や願いを象徴的に表すもので、宗派によって異なります。
また、寺院や地域による違いもあります。

そのため、仏壇を新しくするときは僧侶に相談して、その宗派、寺院、地域のしきたりに沿った仏具を正しく選べる仏壇店を紹介してもらうのが、一番良い方法です。
紹介を受けないときも、仏具を選ぶ際の注意点を僧侶に確認しましょう。

モダンなインテリアにマッチする家具調仏壇

塗り仏壇と唐木仏壇のほかに、洋風の部屋にもなじむデザインの家具調仏壇もあります。

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適した仏壇のかたち:サイズによる仏壇の分類

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仏壇の置く場所・向き

専用の仏間がない場合には、仏壇をリビングルームなど、家族全員がお参りしやすいところに置くとよい、とされています。

仏壇の向きを気にする人もいますが、本来、仏教では方角に吉凶はないとされているので、あまりこだわらなくてもよいでしょう。

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新しい仏壇には開眼供養が必要

新しく仏壇を買ったときは、自宅に僧侶を招いて、本尊に魂を入れる開眼供養を行います。
四十九日忌の法要や納骨と同じ日に行う場合は、最初に仏壇の開眼供養を行って、その後に四十九日忌法要と納骨を行います。
自宅と法要の会場が遠い場合は、仏壇の開眼供養を早めにすませることもあります。

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