はかナビ~葬儀とお墓と仏壇の読み物~

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3分でわかる!神道、神式の通夜・葬式の流れやマナー、香典について解説!

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神式のお葬式は、仏式とほぼ同じです。
神式の葬式では、手水の用意があれば清めて玉串奉奠を行います。

神式の葬儀の詳細や流れについて知りたい方はこのままお読みください。
神式の葬儀を今すぐ手配したいという方はコチラをお読みください。

神道の葬儀

神式の葬儀は葬場祭(そうじょうさい)と呼ばれ、故人の霊が家の守護神としてまつられます。
また、神式では、仏式の通夜にあたる通夜祭が営まれます。

神式の通夜・葬儀の流れは、仏式と同じです。
喪主と世話役を決め方も仏式とほとんど変わりません。
通夜や葬儀の場所は自宅か斎場で、神社では行いません。
葬儀社は神式の葬儀の経験が豊富な会社を選ぶか、分からなければ小さなお葬式を利用するとよいでしょう。

氏神に連絡をして通夜、葬儀を取り扱う神官をお願いします。
氏神が分からない場合は、葬儀社に紹介してもらいます。
斎場は神官や葬儀社と相談して決めるとよいでしょう。

神道と仏教の葬式の違い

仏教における葬式は故人を極楽浄土に送るための儀式です。
しかし、神道の葬式で葬場祭は故人を家に留めて守護神・氏神とするための儀式です。

また、仏教における儀式は本来お寺で行われるものですが、神道の葬式が神社で行われることはありません。
これは、神道では死は穢れ、死は忌み嫌うものとされていて、神社のような聖域に穢れを持ち込むことはタブーとされているためです。
そのため、公営・民間の式場や寺院の貸会場で葬儀を行うことになります。

その他、神道の場合、仏名がないといった違いもあります。

ただ、どちらの儀式も故人の冥福を祈り、氏を弔うという心に違いはありません。

葬場祭前後の主な流れ

①帰幽奉告

家族が亡くなったことを神棚、祖霊舎に奉告します。
この後、神棚の前に白紙を下げます。

②枕直しの儀

神式の場合も仏式と同様に、亡くなった後に死に水、遺体の清め、死化粧を行います。
また、遺体も仏式と同じように北枕に寝かせます。
枕飾りは、枕元に逆さ屏風を立てて遺体の前には案(あん)と呼ばれる八本の脚で支えられた白木の台を置いてその上に供物を供えます。
案の上には一対の灯明を立てて、三方を置いて、お神酒、常餞*1、もしくは、水、塩、洗米の3種を供えます。
香はたかずに、榊(さかき)の枝葉を供えます。

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守り刀は枕元にそえるか、盆にのせて刃を遺体に向けないように案の上に置きます。

枕飾りをしたら、親族や近親者が故人を囲んで安らかな眠りを祈ります。
神官を呼ばずに行うのが一般的です。

③納棺の儀

遺体を棺に納め、棺を祭壇の前に安置します。
祭壇には遺影と供物を飾り付けます。
棺に蓋をして白い布で覆って、全員で拝礼します。

④通夜祭・遷霊祭

仏式での通夜にあたる儀式を神式では通夜祭と言います。
通夜祭は儀式をつかさどる神官である斎主と祭員、聖歌隊である楽員をはじめ、喪主、親族などの参列者が手水の儀を行ってから祭壇前に着席します。

斎主による祭詞奏上、仏式の焼香にあたる玉串奉奠などを行い、続いてみたま移し(遷霊祭)を行います。
遷霊祭は故人の魂を痛いから霊璽(れいじ)*2に移すための儀式です。
室内の明かりをすべて消した暗闇のなかで遷霊の詞を奏上し、降神の儀を行います。

通夜祭の後は直会(なおらい)の儀と呼ばれる通夜振る舞いにあたる会でもてなします。

⑤葬場祭

神式の葬儀は葬場祭といい、仏式の葬儀、告別式にあたるものです。
神社には、死の穢れを入れてはいけないため、会場は自宅か斎場です。

式場には、祭壇と棺を安置して、玉串案(台)を置き、斎主、祭員、楽員の席を遺族席よりも一段高く設定するようにします。
席次は、祭壇を正面にして右側に喪主、遺族、近親者、左側には世話役、友人、知人の順になります。

神官が退場し、葬場祭が終わると、告別式を一緒に行うことが多いようです。

神式の葬場際の一般的な流れ

  1. 手水(ちょうず)の儀
  2. 斎主(さいしゅ)入場
  3. 開式の辞
    司会者が挨拶をします。
  4. 修祓(しゅうばつ)の儀
    神官が斎場や参列者を清める儀式です。
    斎主が葬場祭の会場、祭具、参加者一同を祓い清め、一同は起立して深く頭を下げて受けます。
  5. 献饌(けんせん)・奉幣(ほうへい)の儀
    代表者が神饌(食べ物)と幣帛(食べ物以外)を供えて楽員が奏楽を奏でます。
  6. 祭詞奏上(さいしそうじょう)
    故人の霊を崇める儀式です。
    喪主が故人の死を悼むとともに故人の生前の略歴や業績、人柄などを述べます。
  7. 楽員による誄歌(るいか)奏楽
    楽員が故人を偲ぶ奏楽を奏でます。
  8. 弔辞・弔電紹介
    参列者代表による弔辞、参列できない人の弔電を読み上げます。
  9. 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
    喪主が拝礼した後、玉串を捧げます。
    告別式を続けて行う場合は、一般会葬者の玉串奉奠も行います。
  10. 饌(せん)と幣帛(へいはく)の撤去
  11. 斎主一拝・退場
    神職が退場します。
  12. 閉式の辞
    司会者による挨拶をします。
⑥発柩(はっきゅう)祭

火葬場に向かう際の儀式です。

納棺から発柩(出棺)までの間、柩前日供(きゅうぜんにっく)の儀といって、毎日、朝夕に常餞を棺の前に供えて、二礼ニ拍手一礼の拝礼をします。
拝礼は、喪主、遺族の順に行い、次にもう一度喪主が拝礼して、最後に一同があわせて拝礼します。
朝夕が無理なら朝だけでも行います。

⑦火葬祭

火葬場にて神官による祭詞奏上、玉串奉奠を行います。

⑧帰家祭

祭壇に遺骨を安置して、無事葬場祭が終了したことを家の守り神と故人の霊に報告する儀式です。

⑨直会

精進落としにあたるものです。
お世話になった方たちへのお礼をこめてもてなします。

手水の儀

手水は最近は省略されることが多くなっていますが、正式には清めの手水(ちょうず)の儀として、桶とひしゃくを用意しておきます。
手水の儀では、会場に入る前にひしゃくで水をすくって、左手、右手の順に清めます。そして、左手で水を受けて、口に軽く含んですすぎます。

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手水の儀の作法
  1. 右手にひしゃくを持ち、その水を3度に分けて左手にかけます。
  2. ひしゃくを左手に持ち替えて、同様に水を右手にかけます。
  3. 再びひしゃくを右手に持ち、左手で水を受け、口をすすぎます。
  4. 用意されている懐紙で口を拭きます。

玉串奉奠

仏式に近い形で行われますが、焼香の代わりに榊を神前に供える玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われます。
神事で行う玉串奉奠は、仏式の焼香にあたります。
玉串とは、榊や杉などの常緑樹の小枝に紙垂(しで)や木綿(ゆう)をつけたものです。

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葬儀後の霊祭

一般的に神道では亡くなった日からから数えて十日ごとに祭を行います。

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神道の葬儀をどうするか迷ったら…

神道、神式の葬儀をどうするか迷ったり、できれば葬儀は安く済ませたい、故人も盛大なものを望んでいなかったということなら、小さなお葬式というサイトの利用を検討するとよいでしょう。

このサイトを利用すれば、追加料金一切不要で、

  • 小さな火葬式:188,000円
    ※式を行わず火葬のみ
  • 小さな一日葬:338,000円
    ※通夜式はありません。
  • 小さな家族葬:488,000円

で利用できます。

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また、小さなお葬式では、神道の葬儀に必要な神器を備えた祭壇と仏式の焼香にあたる玉串奉奠で使用する玉串も用意してもらえます。

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神道、神式でもできるの?という心配があるかもしれませんが、小さなお葬式のホームページ上でも下記のようなページがある通り、神式での実施も可能です。
安心してお申込ください。

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神式葬儀の流れ一例(小さな家族葬プランの場合)

小さなお葬式の神式の葬儀では次のような流れになります。

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①納棺の儀

納棺後、棺に蓋をして白い布で覆った後、全員で拝礼します。

②通夜祭(通夜式)

神職が祭詞を奏上し、遺族が玉串を奉って拝礼します。

③葬場祭(告別式)

弔辞の奉呈、弔電の奉読、神職による祭詞の奏上、遺族が玉串を奉って拝礼します。

④火葬前式

火葬をする前に、神職が祭詞を奏上し、遺族が玉串を奉って拝礼します。

神道の葬儀のマナー

仏式との違い

服装は喪服でかまいませんが、数珠は持ちません。
数珠はもともと僧侶がお経を読む際に数を数えるために使うものだからです。

また、死に対する考え方は、神道と仏教では異なるので、冥福供養などの仏教用語は使わないようにします。
神道では御霊のご平安をお祈りしますなどと言います。

礼拝の作法

葬場祭では礼拝の作法が普段とは異なります。
拍手の際は音を出さずに手を叩く忍手を使います。
仏式の焼香は行わず、玉串奉奠を行います。
玉串奉奠の後には二礼ニ拍手一礼を行います。

神式の香典の表書き

神式では、香典ののし袋には蓮の花が入っていないものを使用して御霊前玉串料(たまぐしりょう)御榊料(おさかきりょう)などが表書きとして書かれます。

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神式の通夜振る舞い

神式では、仏式の通夜にあたる通夜祭が営まれます。
通夜振る舞いは、直会(なおらい)の儀と呼ばれます。
仏式の精進料理と異なり、肉や魚を出してもよいとされています。

神棚がある場合は神棚封じをする

亡くなったらすぐに、穢れが入らないように前面に半紙など白い紙を貼って五十日祭まで覆います。
この間礼拝はしません。
紙は50日、清祓いの儀の後にはずします。
仏教で神棚もある場合は四十九日忌まで神棚封じをします。

仏式のお墓には入れない場合がある

代々のお墓がお寺にあるにも関わらず、故人が神式のお葬式を希望する場合は注意が必要です。
一般的には、故人の宗派に合わせますが、別の宗教でお葬式をしたとなると、そのお墓には入れないかもしれません。
寺院とよく話し合いをしましょう。

神官へのお礼の目安

御祭祀料御礼として、斎主と神官合わせて30万円程度が一般的です。
ただし、可能ならお礼の金額は神社に相談しましょう。

のしはなしで、水引はつけず、無地の白い封筒を使用します。
毛筆か筆ペンで、普通の墨で書きます。
喪主の名前は、御祭祀料よりもやや小さめに同じく毛筆か筆ペンで、普通の墨で書きます。
神社に不幸があったわけではないので、薄墨では書きません。

御膳料やお車代は仏式と同様です。

 

 

*1:日常の食事。故人が好んだもの

*2:仏式での位牌