はかナビ~葬儀とお墓と仏壇の読み物~

一般的なお墓から最近増えている永代供養墓や納骨堂までお墓について詳しく解説します。また、葬儀・葬式や仏壇、終活の基礎知識についても詳しく解説します。

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名古屋の納骨堂事情を解説:興安寺、万松寺、勝楽寺

納骨堂の人気が高まっています

「子どもに迷惑をかけたくない」あるいは「お墓にお金をかけたくない」といったニーズが高まっています。
そんなニーズを反映して、お墓のような日頃の手入れが要らず、ICカードで気軽にお参りができるビル型の納骨堂が人気を集めています。
街中でお参りをしたいという高齢者の増加や、墓や葬儀を生前に準備する終活ブームも背景になっています。

名古屋ではビル型の納骨堂が建設ラッシュ

これらの人気は東京だけでなく、名古屋でも高まっています。
地方では少子高齢化により、墓守、お墓の承継者がいなくなっていて、人口が多い都市では、参拝しやすい納骨堂の需要が高まっています。
これは、名古屋も決して例外ではありません。

特に、お参りの際に、お骨を納めた厨子が安置場所から運ばれてくる自動搬送式の納骨堂が、利便性やお値打ち感を背景に増えています。

そんな名古屋の納骨堂事情、ビル型納骨堂事情にせまってみたいと思います。

名古屋の納骨堂事情

愛知県には、納骨堂が2014年時点で、203ヵ所あります。
これは、10年前よりも48ヵ所も増えています。

このうち、名古屋市内には約半数にあたる102ヵ所があります。
こちらも10年前に比べると19ヵ所増えています。

最近でも納骨堂が増えており、特に自動搬送式の納骨堂が増加しています。
2016年11月時点で自動搬送式の納骨堂は、少なくとも5ヵ所あり、東京に次ぐ多さとなっています。
収納能力が1万基以上という大規模な施設の建設が相次いでいます。

大須陵苑(興安寺)

大須陵苑は、東京都文京区の興安寺が建設中のビル型の納骨堂です。
完成予定は2016年12月で、自動搬送式の納骨堂です。

興安寺は、2002年に東京都内で初めて自動搬送式の納骨堂を造りました。
すでに、約12,000の安置場所は満杯となっています。
そのような人気を受けて、名古屋でも造ることになりました。

大須陵苑の場所

場所は、市営地下鉄上前津駅から徒歩数分の距離です。
名古屋市中区大須4丁目の新堀川に架かる記念橋のたもとにあります。

大須に建設したのは、商店街もあり、買い物ついでに訪れやすいという理由からです。

大須陵苑の規模

大須陵苑は、オフィスビルの跡地に建設中で、地上6階地下1階建ての納骨堂になる予定です。
骨壷を入れる厨子が1万基収容できる規模となっています。

大須陵苑の特徴

自動搬送式納骨堂

大須陵苑の特徴は、自動搬送式の納骨堂という点です。
自動搬送式の納骨堂とは、ICカードを読み取り機にかざすと安置場所から厨子が自動的に参拝ブースに運ばれて参拝できるという仕組みの納骨堂のことです。

宗旨宗派は不問

納骨に際しての宗旨や宗派は問いません。

気軽にお参りができる

手入れの必要はなく、花や線香も用意されています。
準備せずにパッとくることができます、

大須陵苑の料金

大須陵苑の料金は、

  • 永代使用志納金(都内では80万円か85万円、大須は未定)
  • 年間の護持会費(都内では15,000円、大須は未定)

で、これらを支払えば、ずっと利用することができます。

敷地は決して広くありませんが、多くの厨子を安置できることで、お墓に比べると、値段や費用の面でかなりお得になっています。

万松寺

万松寺の住所は、名古屋市中区大須3丁目で、大須商店街にあるお寺です。

木造平屋建てのお堂を鉄筋コンクリート造り地上5階地下2階建てに立替中です。
そのなかに、約2万基を収容できる自動搬送式の納骨堂などを建設中で、2017年春の完成予定です。

最勝殿(勝楽寺)

勝楽寺は新城市の寺院です。
2016年7月末に、5,500基収容できる自動搬送式の納骨堂「最勝殿」を、名古屋市熱田区のJR熱田駅近くにオープンしました。

思親閣(妙見寺)

名古屋市西区にある妙見寺は、2011年に建設した5百基収容の自動搬送式納骨堂である思親閣が2015年に完売しました。
そこで、2016年3月に、2千基以上を収容する5階建ての自動搬送式納骨堂を増築しました。

数年前までは自動搬送式の納骨堂に対する抵抗もありましたが、そういった納骨堂の認知度の高まりを背景に、終活でお墓のことを考える段階の世代の方を中心に購入が増えています。

価格は1基750,000円(別途、護持会費年1万円)です。

進む郊外の霊園の墓離れ

郊外の霊園は、

  • 高齢のため車椅子でのお墓参りが難しい
  • お墓の手入れで子供に迷惑をかけたくない

などの理由から、墓離れが進んでいます。

そのため、妙見寺や興安寺は、墓の撤去作業とセットで自動搬送式の納骨堂を売り込んでいるようです。