はかナビ~葬儀とお墓と仏壇の読み物~

一般的なお墓から最近増えている永代供養墓や納骨堂までお墓について詳しく解説します。また、葬儀・葬式や仏壇、終活の基礎知識についても詳しく解説します。

移転しました。

失敗しない葬儀社・葬祭業者、斎場の選び方

f:id:barkaz6212:20161112175618j:plain

人が亡くなったときに、頼りになるのが葬儀社です。
お葬式から納骨、法要まで、あらゆる問題や悩みを相談することができます。
よい葬儀にするためには、信頼して頼むことができる葬儀社を選ぶことが大切です。

葬儀社に依頼するタイミング

親族などへの連絡がすんで、死亡診断書を病院から受け取ったら、葬儀社に連絡します。
葬儀社が特に決まっていない場合は、病院でも紹介してもらえます。

また、葬儀社は病院から安置場所までの移動だけでも引き受けてくれます。
病院で紹介されたところ以外の葬儀社に依頼する可能性があるなら、最初に「病院からの移動だけお願いしたい」と伝えましょう。
落ち着いてから改めてお葬式を依頼することもできますし、別の葬儀社に依頼することも可能です。

葬儀社に見積もりを取ろう

近隣にある葬儀社を調べたら、複数社にあたりをつけて、連絡を入れてみましょう。
その際は、できればメールや電話だけではなく、直接会って見積もりなどを出してもらうほうがよいでしょう。
喪主や施主にとっては負担になりますが、できるだけ後悔のない葬儀にするためにも、いくつかの葬儀社をあたり、自分の希望への回答や見積もりを比較、検討してみましょう。

見積もりは、少なくとも3社以上に依頼しましょう。
その際には、A社もB社もC社も同じ要望、条件を出して比較しましょう。
そうすることで、含まれているもの、いないものを把握することができます。
また、総額だけでなく、項目と単価まで提出してもらいましょう。

金額だけでなくスタッフの人柄も大切

葬儀社を選ぶ際は、金額だけでなくスタッフの人柄も大切です。
遺族の気持ちを汲み取って、真摯に対応してくれるか、信頼してお葬式を任せられるかを判断することも大切です。
どんな葬儀にするにせよ、多くの場合は葬儀社のチカラが必要となります。
悲しみにくれる遺族にとって、少しでも気持ちのあわないスタッフが担当する葬儀は苦痛でしかありません。
たとえ小規模な葬儀でも、とことん相談に乗ってくれるような、遺族に寄り添ってくれる葬儀社を選びましょう。

葬儀社の選び方と特徴

葬儀社は、遺族が望んだ葬儀を行ってくれて、料金も良心的な業者を選びましょう。

最近の葬祭業界では、さまざまな業者が葬祭業を行っており、他業種からの参入も増えています。
従来の葬祭専門業者、冠婚葬祭互助会、JA(農業協同組合)、生協などのほかに、石材販売会社や仏壇会社、生花業者、ホテル、鉄道会社などにも、葬祭業者を始めるところが現れました。
それぞれに利点や特徴があるので、短い時間でよく検討して、決めなければなりません。
業者には葬祭全体をまかせることになりますので、費用面だけでなく、イメージに合った葬儀をしてくれるところを慎重に選びましょう。

葬祭業者選びは、まず情報を集め、比較検討をするところから始めます。
何人かで協力して行いましょう。
また、業者と交渉するときは、友人など第三者に立ち会ってもらい、客観的に判断してもらうのもよいでしょう。

葬祭専門業者

地域密着型の小さな業者から全国規模で展開する業者までさまざまです。
長く地域に根ざした業者であれば、地域の慣習に詳しく、比較的信頼できます。
大手業者は新しいかたちの葬儀の情報やニーズに応える提案が豊富で、相談窓口も充実しています。
小規模の場合は、地元密着で、その地域の慣習に詳しいという利点があります。

全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)

全国の葬祭業者の約4割が加盟する組織です。
加盟店はインターネットで検索できます。

www.zensoren.or.jp

冠婚葬祭互助会

経済産業省の許可事業です。
冠婚葬祭の費用を月々一定金額、契約期間払い込んで積み立てる民間のシステムの組織です。
葬儀のときに契約したサービスを受けられます。
ただし、葬儀セット以外の料理屋引き物などの実費は積み立てに含まれません。
また、掛け金に利息はつかず、途中解約する場合は解約手数料がかかります。

サービス内容は各互助会によって異なります。
払い込む期間は5~7年前後と長期にわたるので、提供サービスの内容に変更がないかなどの確認が必要です。
また、民間企業なので、倒産する場合もあります。

JA(農業協同組合)

全国のJAの組合員を対象に葬儀サービスを提供する地域に密着したサービス内容です。
葬儀後の各種手続き代行や遺品整理などを行っているところもあります。
ただし、提携の葬儀社に委託するところと、葬儀社の紹介のみを行うところ、自ら葬儀事業を行っているところなどがあります。
組合員以外でも利用できるところもあります。
料金は民間の葬儀社に比べると安価です。

生活協同組合(生協)

生協の組合員を対象に葬儀サービスを提供しています。
ただし、葬儀自体は業務委託する業者が行うことが多いです。
料金体系が明確で、家族葬や無宗教葬、散骨などにも対応してくれます。
仏壇・仏具、墓石の取り扱いや霊園の紹介まで取り扱っているところもあります。

自治体の葬儀サービス

福祉の一般として、葬儀サービスを行っている自治体は少なくありません。
市民葬、区民葬といった名前で行っている場合もあります。

ただし、内容はシンプルで、選択肢はあまりありません。
自治体の制度を事前に調べておくとよいでしょう。
居住地域の福祉課などに問い合わせてみます。

自治体による葬儀サービスの最大のメリットは、料金が割安に設定されていることで、だいたい20~30万円を基本料金としています。

ただし、利用希望者が多いため、希望日時に葬儀を営めるかどうかはわかりません。
また、葬儀そのものは、業務委託された葬儀社が請け負っています。
斎場は公民館などの公共の場を利用します。

自治体の葬儀サービスを利用する際は、下記について確認しましょう。

  • 利用条件
    故人が自治体居住者であることなどの規定があります
  • 基本料金の内訳
  • 基本料金に含まれないものの内容
  • 追加料金の有無など
東京都の千代田万世会館の区民葬儀料金例 ※料金は平成26日2月現在

①葬祭料金

  • 金襴4段飾り:247,800円
  • 白布3段飾り:130,200円
  • 白布2段飾り:95,500円

②霊柩車料金(距離10~30km)

  • 宮型指定車:27,000~37,480円
  • 普通車:11,230~17,530円

③火葬料金

  • 大人:43,400円
  • 小人:23,600円

④遺骨収納容器(骨壷)代

  • 大人用(2号一式):11,445円
  • 大人用(3号一式):10,290円
  • 小人用(6号一式):2,415円

⑤その他

  • 式場:9,900円~
  • 休憩室:7,600円~
  • 遺体安置用冷蔵庫:1日5,000円~

よい葬儀社選びのためのチェックポイント

葬儀社を選ぶ前には、どんな葬儀にしたいか、次のような点を明確にしておきます。

  • 葬儀の形式
    仏式・無宗教葬など
  • 葬儀の規模
    遺族を含めた会葬者の数
  • 通夜・葬儀の場所
    自宅・寺院・葬儀式場・ホテル・公共施設など
  • 予算
    通夜から葬儀までの費用

そして、次のような点にも注意します。

  • 地元密着の葬儀社や互助会はリスクを調べてから決める
  • 親戚や知人など実際に葬儀を経験した人の満足度を判断材料にする
  • 重複を防ぐために遺族の代表(喪主)ひとりが交渉、決定する
  • 見積もりの内容は明確でわかりやすいものか複数社で比較、検討する
  • 大きい、有名だからといって良い葬儀社とは限らない
  • ホームページだけでで判断せずに複数社の担当者と実際に面談してみる

また、よい葬儀社かどうかは、次のような点をチェックします。
中には料金体系が明確でなかったり、希望しないサービスを押し付けてくる業者もありますので、あわただしいなかでも、慎重に選ぶようにしましょう。

対応が丁寧で、誠実か

事前相談にも、遺族の身になって事情や希望をよく聞いてくれる業者を選びます。
電話の応対や訪問時の言葉遣いに誠実さがあるか、身だしなみもきちんとしているかなどを確認しましょう。

見積書をこころよく出してくれるかどうか

見積書の依頼にこころよく応じてくれるかどうかは、良心的な葬儀社かどうかを見分けるための最低限のポイントです。

見積もりの内訳が葬儀一式+実費で表記されているかどうか

実際に支払う金額をきちんと示してくれる業者にすれば予定外の出費をしなくてすみます。
料金体系が明確か、費用について葬儀一式ではなく細かい項目の説明があるか、内容明細のある見積もりを出してもらえるか、葬儀終了後に見積もり額が割り増しされることがないか、などを確認します。

実際に店舗を構えているかどうか

ホームページなどに会社の所在地が明記されていない業者は単なる仲介業者の可能性があり、対応や費用面に不安が残ります。

実績があり、評判がよいか

地元で長く仕事をしていて、良い評判を耳にする業者なら安心です。

地域の事情に詳しいか

地元の事情に詳しいところは何かと頼りになります。
遺族の相談に対しての対応や説明はわかりやく丁寧かどうか
相談した時に、こちらの要望をしっかり聞いた上で、丁寧に説明してくれるところなら信頼できます。

遺族の希望を理解してそれに適した葬儀プランが提案されているかどうか

予算に応じて葬儀の規模を設定してくれるかなどです。
押しつけがましいのは要注意です。

葬祭ディレクターがいるかどうか

葬祭ディレクター技能審査(厚生労働省認定)は、葬祭業界に働く人の知識と技能レベルを審査して、証明するものです。
この資格を持っている葬儀のプロがいれば安心です。

祭壇や棺を半額にするなどの大幅な値引きをしないかどうか

もともと良心的な価格設定にしているところは大幅な値引きをする必要はないはずです。

友の会などにしつこく勧誘しないかどうか

見積もりを頼んだ時に、友の会に入ると葬儀費用が値引きされる、などとしつこく勧誘する利益優先の業者は避けます。

ホームページが充実しているかどうか

ホームページを作成している業者は、サービス業として情報公開に積極的に取り組んでいると考えられます。

小規模な葬式も積極的に引き受けているかどうか

お金儲けを優先する業者は、小さな葬儀を嫌がることがあります。
葬儀の規模に関係なく、誠実に対応してくれるところがよいでしょう。

公営式場・集会場・自宅での葬儀の相談にも乗ってくれるかどうか

自社の式場があっても、遺族が出費を抑えるために公営式場を利用したいと希望した場合には気持ちよく対応してくれるところがよいでしょう。

区民葬や市民葬などの葬儀を取り扱っているかどうか

自治体に協力して価格を必要最低限に抑えた葬儀を請け負っていれば、その地域で一定年数の営業を行っているという目安になります。

個人情報守秘義務は守れるか

個人情報などを適正に管理するよう啓発・普及する目的の日本葬祭情報管理協議会の確認制度である「P・I・P」(プライベート・インフォメーション・プロテクト)に認定されているかどうか確認しましょう。

インターネットでの葬儀社の選び方

最近は、ホームページで自社のサービスについて宣伝している葬儀社も増えています。
しかし、その実体はつかみにくいものです。

次のポイントを参考にして、チェックするとよいでしょう。

葬儀費用の明細を公開している

葬儀費用を公開している葬儀社を選ぶことは基本ですが、さらぶ葬儀代金(祭壇、棺、人件費など)と実費(飲食費、返礼品、火葬代、霊柩車代など)に分けて、明細が詳しく示されているところがおすすめです。

祭壇や棺の価格について、葬儀未経験でもわかりやすいように紹介されていることが大切です。

葬儀の実例が紹介されている

その葬儀社が行った葬儀の実例が紹介されていると、イメージがつかみやすくなります。
家族葬や大規模葬など、葬儀の要望によって、その実例が写真とともに豊富に紹介されていて、慣れているところに頼むほうがよいでしょう。

事前相談や見積もりに積極的

事前相談や見積もりについて積極的な姿勢をアピールしている業者は、自社のサービス内容に自信があると考えられ、遺族にも誠意をもって対応してくれるはずです。

代表者やスタッフ、店舗が写真とともに紹介されている

ホームページが立派でも、実体がそうであるとは限りません。
実際に店舗や代表者、社員の写真が掲載されているところは、信頼できるといえるでしょう。

葬儀プラン以外のコンテンツが充実している

葬儀にまつわるミニ知識など、役立つ情報を豊富に紹介している業者は、利用者の疑問やニーズに応えようという姿勢が感じられますので、良心的だと言えます。

葬儀社に依頼できること一覧

葬儀社への依頼は、オプションで何を選ぶかによって、葬儀費用は大きく変わります。
トラブルを避けるためにも、項目をチェックして選びましょう。

搬送

  • 寝台車

安置

  • 枕飾り
  • ご遺体の処置保全
  • 線香などの焼香用具

納棺

  • ふとん
  • 仏衣
  • 湯灌
  • 枕花

会場設営

  • 祭壇
  • 生花装飾
  • 遺影
  • 位牌
  • 供花・供物
  • 花環
  • 受付設営
  • 忌中札

通夜・告別式

  • 会葬礼状
  • 会葬返礼品
  • 司会進行
  • スタッフ手配
  • 通夜振る舞い

火葬

  • 霊柩車
  • マイクロバス、ハイヤー
  • 火葬場手配
  • 骨壷

法要

  • 後飾り
  • 精進落とし

その他

  • 僧侶、神官、牧師紹介や連絡
  • 役所、火葬手続き
  • 喪服レンタル
  • 記録写真

斎場の選び方

斎場は、

  • 交通の便
  • 規模
  • 予算
  • 設備
  • 日程

によって決めます。
予算重視なら、公共施設や地域の集会所などもあります。
参列者の人数や状況に合わせて、葬儀社と相談して決めましょう。