はかナビ~葬儀とお墓と仏壇の読み物~

一般的なお墓から最近増えている永代供養墓や納骨堂までお墓について詳しく解説します。また、葬儀・葬式や仏壇、終活の基礎知識についても詳しく解説します。

移転しました。

3分でわかる!家族葬とは?家族葬の費用やマナー、参列時の注意点について解説!

f:id:barkaz6212:20161122233850j:plain

インターネットや新聞・雑誌などの広告で家族葬という文字を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
近年、小規模な葬儀として話題になっているのが、家族葬です。

宗教的儀式を重んじるのが従来のお葬式でしたが、最近は親しい人だけで送る家族葬などスタイルが多様化していて、家族葬は、都市部の核家族を中心に広がっています。
特に、慣習にとらわれない人たちの間で増えています。
家族葬を行う際は、事前に家族や親族に了解を取り、葬儀のかたちや知らせる範囲など、どのようなお葬式にしたいか、家族でよく話し合うようにしましょう。

家族葬とは?

家族葬とは家族や少数の身内、ごく親しい知人・友人のみで行う小規模な葬儀のことです。
家族、親族、友人など故人と親しい方々をお招きして、お別れの時間をゆっくり共有できる新しいスタイルのお葬式で、15~30名程度の葬儀が一般的です。
家族や親族など限られた人数で葬儀をすることで、充実した別れの時間を過ごしたいという意図のお葬式です。

宗教とは関係ないので、仏式、神式、キリスト教式などの葬式も可能です。
また、無宗教で行うこともできます。
参列者の数も特に決まりはなく、基本的には故人と生前に縁の深かった方をお呼びします。
そのため、家族葬=地味葬というわけでは決してありません。

家族葬の形式は自由ですが、従来の仏式葬儀を小さくして行うケースがほとんどです。

家族葬と密葬とは違う

boseki.hatenablog.com

家族葬という名称について

家族葬の名称は、10数年前から増え始めた会葬者の少ない小さな葬儀をわかりやすく表現するために、葬儀業界が発信し始めたものです。
そのため、公的な意味のある言葉というわけではありません。

家族葬の費用と相場

boseki.hatenablog.com

家族葬のメリット

親しい人だけで心静かに葬送のときを過ごせる

家族葬なら従来の葬儀のように、多くの弔問客の対応に追われることなく、親しい人たちばかりで故人とゆっくり別れを惜しむことができます。

形式にとらわれない自由な形で葬儀を行える

家族葬は、決まった形式がないので、式場を借りて仏式など宗教の形式でおこなうこともできますし、故人の希望や遺族の思いを反映した式にすることができます。

余計な気遣いがいらない

義理で参列する人がいないため、余計な気遣いはいりません。

飲食などの接待関係の費用を抑えることができる

家族葬は、会葬者が少ないので、料理や返礼品などの費用を抑えることができます。

家族葬のデメリット、家族葬で気をつけたいこと

近年、関心が高まっている家族葬ですが、注意しておきたいポイントがいくつかあります。

家族葬で注意したいこと

  • 故人とお別れをしたかった方の想いを汲み取れない
  • 後日、なくなった知らせが多方面に伝わり、長期的に自宅に弔問の方が訪れる可能性がある
  • 身内だけで行いたいという意思が伝わらず、予想以上の弔問客が訪れてしまう
  • 香典を葬儀の費用に見込めない

連絡しなかった人への対応

葬儀は、家族だけでなく、故人と関わり合いのある人にも大事な儀式です。
あとあと「参列したかった」と言われることもあり、一般の葬儀とは異なる配慮が必要です。
地域の慣習や親族の考えも含めて、どこまで知らせるか、家族間でよく話し合っておく必要があります。

家族葬にすることで、会社関係の方の会葬を遠慮することもあるかもしれません。
その場合には、訃報を知らせる範囲、方法に注意が必要です。
勤め先には、身内だけで行うため、参列は遠慮していただきたい旨を伝えましょう。
また、香典や供花などを辞退する場合は、そのこともあわせて伝えましょう。

故人の交友関係が広かった場合などは、後日偲ぶ会などを開いて、お別れの場面を設けるのも1つの方法です。

boseki.hatenablog.com

また、お通夜は家族葬で営み、翌日の告別式を一般葬で営むという方法もあります。

形式にこだわる親族がいる場合

家族葬は新しいスタイルなので、地域によっては慣習としてなじんでいないこともありますし、しきたりを重んじる人や地域によってはなじまないこともあります。
地方によってはまだまだ一般的ではなく、常識外れとみなされることもあります。
特に、従来の葬儀になれた人たちや年配者の中には、世間体などから家族葬を快く思わない方は多くいます。

もし、反対にあったら、故人の遺志ということをしっかりと伝えて相談するとよいでしょう。
また、本人が生前から「自分の葬儀は家族葬でと言ってあるから」と親族に了解を得ておくのもよいでしょう。
エンディングノートなどに本人の意思を明確に残してもらい、故人の想いを丁寧に説明した上で、理解を求めるようにしましょう。

boseki.hatenablog.com

親族に家族葬に抵抗がある方がいる場合には、後々感情的なしこりを残すことのないように、事前にきちんと説明し、了解を得ておくことが大切です。

香典の辞退を伝えていたが香典を出された場合

香典の辞退を伝えていたが、それでも香典を出されるケースがあります。
その場合、どうしたらいいのでしょうか。
参列者の立場から考えると、香典を出さずに通夜ぶるまいや精進落としを受けるのは気が引けます。

そのため、受付では、「大変恐れ入りますが、故人の遺志でご香典はご辞退しております。お気持ちだけありがたく頂戴いたしますので、どうぞお収めください」と丁寧に対応しましょう。

【チェックポイント】家族葬の準備

  • 喪主を決める
  • 予算を決める
  • 葬儀の場所を決める
  • 宗教を決める
  • 戒名をどうするか決める
  • 祭壇を決める
  • 音楽や映像などの演出を決める
  • 葬儀を知らせる範囲を決める
  • 会葬礼状や返送品をどうするか決める
  • 香典や供物、供花などを受け取るか決める
  • お別れの会を行うか決める

家族葬の死亡・葬儀の連絡

boseki.hatenablog.com

boseki.hatenablog.com

葬儀社への伝え方

葬儀社との打ち合わせでは、どのような葬儀にしたいかをしっかりと伝えます。
宗教葬と無宗教葬のどちらかを希望するか、仏式なら宗派は何か、祭壇はどうしたいかなどです。

プランが決まったら、葬儀社に見積もりを出してもらいましょう。

仏式の家族葬

家族葬はどのような形式でもできますが、現在、その9割は仏式です。
家族葬の場合でも、仏式の葬儀では読経・戒名は欠かせません。
仏式で行う場合は、一般葬と同様にまず菩提寺に連絡をして、家族葬にしたい旨を相談します。

菩提寺に連絡する

菩提寺のある場合は、そこの住職に連絡して、葬儀の日時を打ち合わせます。

boseki.hatenablog.com

菩提寺が遠方の場合は、近くにある同派の寺院を紹介してもらいます。
ただし、その場合でも戒名は菩提寺にお願いします。

菩提寺が無い場合には葬儀社に僧侶を紹介してもらいます。
故人の宗派がわかれば、その宗派の僧侶の紹介を依頼しましょう。
その際に戒名も一緒に依頼できますし、葬儀後の法要などもお願いできます。

仏式でも形式はさまざま

基本的に、通夜、葬儀、告別式の式次第は一般葬と一緒ですが。家族葬には決まった形式はありません。
そのため、仏式でも執り行い方は自由です。

たとえば、一般手に通夜と葬儀の両方で僧侶を招き読経をしますが、家族葬では、通夜には僧侶を招かず、遺族や故人とごく親しい人たちだけで、ゆっくりと別れを惜しむというかたちにもできます。

さらに、葬儀にも僧侶を招かず、遺族や親族が読経するというケースもあります。
ただし、その場合には、親族に対して、僧侶を招かず、自分たちで読経することを事前に伝えて、了承を得ておく必要があります。
通夜に僧侶を招かないときは、式次第にこだわることはなく、開式のあいさつのあと献杯をして、そのまま会食に移ることもできます。
会食中は、思い出話をしたり生前のビデオなどを見たりして、故人を偲ぶのもよいでしょう。

戒名がないと埋葬できないことがある

戒名は必ず必要というわけではありませんので、家族葬を行った人の中には、故人の遺志によって戒名をいただかないというケースもあります。
僧侶に理由を話させば、俗名で行ってくれることもあります。
希望するばあは、確認しましょう。

公営や民営の落ちや霊園など戒名が無くでも、特に問題はありません。
ただ、寺院墓地の中には、戒名がなければ埋葬できないところがあります。
埋葬先が菩提寺などの寺院墓地の場合には、事前に確認しましょう。

仏式家族葬の流れ

①祭壇、遺影、棺の準備

死亡届の提出、火葬許可証の交付を受けます。

②納棺

戒名をつけてもらいます。
前述のように戒名がない場合もあります。

③通夜の準備、通夜
④家族葬当日

葬儀と告別式を一緒に行います

  • 僧侶入場
    僧侶を呼ばないこともあります。
  • 開式の辞
  • 読経・引導
    僧侶を呼ばない場合、遺族がお経をあげることもあります。
  • 弔事またはお別れの言葉
  • 焼香
  • 僧侶退場
  • 閉式の辞
⑤最後の対面、火葬場へ
  • 火葬
  • 収骨
⑥還骨法要
  • 読経
    省略することもあります。
  • 焼香
⑦精進落とし

神式の家族葬

神式での葬儀は、葬儀全体の1~2%ほどで葬儀社によっては扱いがない場合もあります。
そのため、できるだけ神式の葬儀に慣れている業者を選ぶようにしましょう。

死を不浄なものとする神道では、神社で葬儀を行うことができません。
自宅または斎場を借りて行うことになります。

一般的な神式の葬儀では、通夜祭*1のあとに、死者の霊を霊璽*2に移す遷霊祭が行われ、その翌日に葬場祭*3が行われます。
また、神道の葬儀では、誄歌奏上や玉串奉奠といった神式特有の儀式も数多く行われます。
家族葬を行う際は、事前に神官(斎主)や葬儀社の担当者に伝えて、打ち合わせしましょう。

神式の家族葬の流れ

①手水の儀

参列者が着席の前に水で手と口をすすぎます。

②開式の辞
③修祓の儀

斎主が斎場、参列者、供物などを祓い清めます。

④奉幣・献饌

供物を供え、斎主が祝詞をあげます。

⑤誄歌奏上
⑥弔事・弔電紹介
⑦玉串奉奠
⑧撤幣・撤

供物を撤去する。

⑨斎主が退場
⑩閉式の辞

続いて告別式が行われ、玉串奉奠、喪主あいさつ、出棺となります。

いろいろなスタイルの家族葬

花で送る家族葬

花で送る家族葬は、白木の祭壇ではなく、生花をふんだんに使うのが特徴です。
故人が好きだった色でコーディネートすることもでき、花が悲しみをやわらげ、癒してくれます。

リビングのような専用斎場

大型のリビングルームにキッチンやダイニング、バスルームまで備えた自宅用のような斎場も登場しています。
アットホームな空間で、ゆっくりお別れの時間が取れると好評です。

お別れの会

お葬式はこぢんまりと行って、その後に、関係者を招いて食事会を兼ねたお別れ会を催す形もあります。
ホテルなどが会場になることが多く、会費制で行うことも増えています。

参列者全員が手紙を読む

参列者が少なければ、全員が故人に声をかけることができます。

棺を囲んで座る

事前に僧侶の了解を得られれば、棺を取り囲んでの葬式もできます。

家族葬の服装は喪服でなければならない?

家族葬でも喪服を着る必要はあるのでしょうか。

基本的には、宗教者を招いて行う場合には、規模の大小に関わらず、喪服を着用するのがマナーです。
男性はブラックスーツ、女性は、和装なら黒無地に染め抜き五つ紋付、洋装ならブラックフォーマルのワンピースなどです。

アクセサリーは、結婚指輪のほか、真珠や濃く要請のネックレス、イヤリングはOKです。

boseki.hatenablog.com

家族葬後にお別れの会を開く

故人の付き合いが広い場合には、日を改めてお別れ会を開いてもよいでしょう。

お別れ会の案内文例

母○○ ○月○日 逝去いたしました 八十五歳でした

ここに生前の御厚誼に深謝し 謹んでご通知申し上げます

なお 故人の遺志により 勝手ながら近親者のみで葬儀を執り行いました

つきましては 生前ご厚誼を賜りました方々にお集まりいただき 感謝の気持ちから心ばかりの粗餐を差し上げたく存じます
ご多忙かと存じますが 左記によりご臨席賜りますようお願い申し上げます

なお 勝手ではございますが 御供物 御香典はご辞退申し上げます

  平成○○年○月○日

            遺族代表 ○○○○

     記

  日時 ○月○日(○)午後○時

  場所 ○○○○

家族葬は増えています

boseki.hatenablog.com

 

家族葬の会社の紹介

家族葬はまだ一般的に浸透していないこともあり、納得できる葬儀にするためには、参列者への連絡の仕方と葬儀社選びが大きなポイントになります。
葬儀社は、家族葬に慣れていて、柔軟に対応してくれる業者がよいでしょう。
また、故人らしさを演出するためにも、一般葬のとき以上に具体的なイメージを伝えましょう。

家族葬のファミーユ

家族葬のファミーユは、株式会社エポック・ジャパンが運営するサービスです。
人生で最後の時間をご家族中心で過ごして頂くために、段取りの手間を省くパッケージ型の葬儀プラン、全国約1000ヵ所の葬儀式場ネットワークを用意しています。
全国のファミーユホールは「一日一組」限定の貸切ホールとなっていて、単に質素な葬儀ではなく、お客様の希望・宗派に合わせて用意してくれます。

心に残る家族葬

心に残る家族葬は、株式会社メルメクスが運営するサービスです。
追加費用0円の格安な葬儀「心に残る家族葬」では、お客様のニーズに合わせて7つの葬儀プランを提供しています。
中でも必要最低限に絞った業界最安値となる143,000円のプランには、業界初となる全額返金保証制度が付いています。

シンプルなお葬式

シンプルなお葬式は、株式会社みんれびが運営するサービスです。
家族葬専門ではありませんが、ラインアップとして、家族葬も提供しています。
まだ、家族葬にするかどうか決まっていない方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

小さなお葬式

小さなお葬式は、株式会社ユニクエスト・オンラインが運営するサービスです。
こちらも家族葬専門ではありませんが、ラインアップとして、家族葬も提供しています。

*1:仏式の通夜に当たるもの

*2:仏式の位牌に当たるもの

*3:葬儀に当たるもの